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執筆者の写真みづき なかはら

0→1を作るということ。曲を書くということ。【Yell編】


こんにちは。作曲家でトランペッターの中原みづきです。


今日は、私が曲を書くときに

考えているものについて

書いてみようと思います。


書き殴りになるので読みにくい

かもしれませんが、よかったら

最後まで読んでやってください。


私が曲を書くとき。

いろんなシーンがありますが、大体は


「心が大きく動いたとき」


が多いような気がします。

もちろん、なんでもない日に

「今日は曲でも書くか〜」

って気分で書くこともありますが。


心が動く時ってどんな時でしょうね。


例えば、信じられないくらい

いい曲に出会った時とか、

めちゃくちゃ素敵な場所に来た時とか

あとは、あ、今心地いいな、

帰りたくないな、って

出先で思った時とか。


あとはそうだな、どうしようもなく

つらいとき。


つらい時って大体バラード書いてる

気がします。


苦しくてつらくて

どうしょうもないとき、

出てくるフレーズってものすごく

パワーがあるんですよね。


わたしの作った曲に

『Yell』って曲があります。



この曲は、コロナ禍に音楽などの文化が消えて

みんなひとりぼっちで音楽をしなくちゃ

いけなくて、ディスタンスとか

マスクとか消毒とかすごく

敏感だったとき。


寂しさと息苦しさと

そんな中にも希望を持って

生きていきたい、誰かの

背中を押せる曲を書きたい、


そう思って作りました。


以前投稿したブログに書きましたが、

この曲はとある(当時)小学生の女の子へ

書いた曲です。


詳しくは過去ブログへ↓




著作権フリーなのでみんなに演奏してもらいたいです。


この曲には実は歌詞もあって…

(あ、元々わたしはトランペッターなこともあり

主にインストしか書かないんですが)

歌詞には、インストでは伝わらない

想いをたくさん込めました。


一部抜粋すると、


閉じ込めたたくさんの

つらい記憶も全て

解き放ち超えていきたい

今あなたの背中押せるように


〜中略〜


忘れないでね

ひとりじゃないよ

進もう未来へと


こんな感じです。

まずは自分が幸せにならなくちゃ、

周りの人の幸せなんて考えられませんよね。


だから、過去は過去。

忘れるわけじゃなくて、自分の一部として

しっかり飲み込んで、そして

前へ進めるように一歩踏み出せたら

いいですよね。


わたし自身、うつ病を患っており

苦しいことも多く

涙の止まらない日もあります。


そんなとき、この歌にとても

助けられました。


書いた自分でさえ

励まされちゃうなんて

やっぱり音楽の力って凄いですよね。


0から1を生み出すのって

多分簡単じゃないです。


簡単じゃないんですけど、

できたとき、伝えたいことが

ちゃんと伝わったとき。


それはとてつもない喜びに変わります。

どんなに悩んでも、上手く作れないなって

思ってても、できてしまえば、

そして曲を聴いてくれた人が


「よかったよ!」

「元気が湧いてきたよ」

「頑張ろうって思えたよ!」


そう言ってくれるだけで、わたしは

とても報われた気持ちになります。


ああ、ちゃんと届いたんだ。って。


アップテンポナンバーが大好きで

よく書いてますけど、それでも

バラードの方が人気が高いのが、

やっぱり嬉しいですね。

想いの重さが違うから。


みんなに届けたい想いがあって

曲を書いてます。


いつも言ってて、もう耳タコだと

思うんですけど、


わたしの音楽で幸せになった人が

その幸せパワーで他の誰かを

幸せにしてあげられる


そんな世界を目指しています。

音楽なら、できると思うんです。


どんな状況でも

音楽だけは、人の心に

そっと届く気がしています。


まぁ実際、音楽なんて聴きたくないと

思うくらい落ち込む時もあるんですけどね(笑)


ふと、わたしにできることって

何だろうって考えるんです。


わたしにできることはきっと

世の中の働いている皆さんからすると

ちっぽけなことかもしれない。


けど、ちっぽけなりに

少しでも人の心の温かさに繋がる

何かを自分の手で生み出せたらなぁ、

そう思ってます。


誰かを元気づけたい。


病気だったり、境遇がつらくて

生きるのがしんどい人にも。


毎日お仕事が忙しくて

モヤモヤしている人にも。


少しでもわたしの音楽で

よし、頑張ろう!って思えたり、


とにかく今を精一杯

生きてみよう、と思えたり。


それができたら、今度は

あの人の笑顔のために

何かしたいな、って思えたり。


そのきっかけを、わたしの曲が

作ってあげられたら、どんなに幸せなことか。


そう思いながら書いてます。

伝わるといいな。伝わって欲しいな。


たくさんの方に伝わる日が来るまで、

わたしは曲を書き続け、演奏し続けたいです。


長くなりましたが、最後まで読んでくださって

ありがとうございました。


また今度、アップテンポナンバーを

書く時の気持ちとかも

ブログに残せたらいいな。


何年後かにこの記事を読んで

気持ちが変わってなかったらいいな。


32歳、自分のための備忘録でした。

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