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執筆者の写真みづき なかはら

中原みづきのこれまでとこれからVol.1



自分を表現すること、自分に自信を持つことに難しさを感じることはありませんか?


吹奏楽部を経て、大人になったわたしはただただ、「飽きないから」という理由で、トランペットを続けていました。もちろん、トランペットを吹くのは大好きですし、たくさん練習もしてきました。でも、どうしても上手く吹けない時、やめてしまいたい時もあります。やればやるほどどんどん課題が見つかりその課題がクリアできたらまた別の課題が………そんなふうに、常に自分に満足できない日々を過ごしていました。


きっと、部活動で吹奏楽をしている方々は特に、同じような経験をしているのではないでしょうか。 プロの方はすごい。あんなにいい音で、間違えずに、堂々と吹けている。わたしにはできない。なんたって、わたしには頑張ってもあの人たちには追いつけない、そう、もともと「才能がない」から……生まれ持ったものが違う。

そんな風に、自分を人と比べながら大人になってからも音楽ライフを送っていました。


じゃあわたしには、何があるんだろう。わたしの音楽は人の心に届くことはあるのか。

そもそもわたしという人間を作っているものはなんだろう。と、考えるようになりました。 


わたしらしさって、何?


それは、わたしの作る「音楽」に秘密があるんじゃないかな。

じゃあわたしの発信する「音楽」を作っているものは何?


物理的なものではないのでコレ!というのは難しいのですが、わたしは「自分が生きてきた軌跡は必ず私の感性に影響している」と思っています。だから、苦しい思いをした人の音楽はとても澄んでいて心地いい。優しい人が吹くバラードは心に直接うったえるものがある。わたしはどんな人生を送ってきたのだろうか?どんな風に音楽を想って奏でてきたんだろう?


そこで気づきました。わたし、枠に囚われすぎてて好きな音楽ができてない!

ここ数年、もやもやしていたものが一気に晴れた気がしました。


“わたしの好きなことをしたらいいんだ。”



好きな曲を、好きなように吹く。 


それが、わたしを表す名刺になる。あなたの音楽も、そうだと思います。

あの人みたいにうまく吹きたい、とか、ありますよね。もちろん、目標をもって練習するのはとてもいいことだと思います。でも、形ばっかりに囚われて自分らしい演奏、最近できてますか?


わたしの好きなものを表現できるのはこの世でたったひとり、わたしだけ。ありがたいことに最近は、わたしの演奏を好きだと伝えてくれる人が周りにたくさんいます。わたしの演奏はちゃんと人の心に届いてる。わたしのがむしゃらに生きてきた道が、ちゃんと人に応援されてる。だからこれからは、わたしの「好き」をたくさん発信して、たくさんの方の心に音楽を届けたいと思っています。


わたしらしくあれ。 わたしがわたしらしくあることで喜ぶ人がいる幸せを忘れないようにしたい。

だから、これを読んでくださったあなたも。

あなたらしくあれ。



あなたのこれまでは、音楽を通して未来、誰かの笑顔になると思います。音楽のいいところだなぁと思います。楽譜通り吹くことももちろん大切ですが、たまには自分の好きなように、誰かの笑顔のために、楽器を吹いて欲しいです。そんな人がたくさんになったらきっと音楽でたくさんの人が幸せになれるそんな気がします。偉そうなこと言ってますが、わたしは音楽に何度も救われたひとりです。

だから、辛いからやめたいとおもわず。これから始めるのは遅いとおもわず。好きなことに挑戦し続けていけたら素敵ですよね。わたしも、挑戦し続ける人でありたいです。


このコラムはロケットミュージックさんのコラムページにも掲載されています。


私が私らしくあること。


それはとても誇らしく、今までの自分を自分の心で肯定すること。


これからもずっと大事にしていきたいです。


私の音楽で幸せになった人が、

他の誰かを幸せにしていく、

そんな幸せの循環を、

いつか作れるようになるまで。


私は、曲を書き続け、発信し続けていきます。


5年後、10年後に、このコラムを自分で読んで、何か感じるものがあったらいいな、思っています。

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